長時間のPC作業が健康に与える影響は?

座ったままの姿勢でPC作業を長時間続けていると、健康面でのリスクが高まります。

第2の心臓と呼ばれるふくらはぎは、ポンプのような働きをして血液の循環を助けていますが、脚を全く動かさない状態でいると血流が悪くなり、様々な問題を引き起こす可能性があります。長時間のPC作業は糖尿病や高血圧、脳梗塞などにつながると言われています。
それだけでなく、長時間同じ姿勢でいると肩や腰、首、腕なども疲れやすくなります。体を動かさないことはメンタル面にも影響を与え、うつ病や認知症などにつながることもあります。朝晩、運動していたとしても、仕事で座っている時間が長い場合にはやはりリスクがあります。
そのため、PC作業をする時には、時々休憩して体を動かし血流を良くすることが大切です。少なくとも1時間に1回は、5~10分ほど作業を離れて、ストレッチなどをして、身体をリラックスさせましょう。

毎日、長時間PC作業をしていると目にも影響が出ます。眼精疲労や目の渇き、視力の低下を引き起こすのです。目の疲労を軽減するのにも時々休憩を取り、目の周りをほぐしたり遠くを見るようにしましょう。
モニターが近すぎると目に負担がかかるので、40cmほどの距離を保つようにします。また、モニターを見てるとまばたきの回数が減ってしまうため、意識してまばたきをしたり目薬を差したりすることが重要です。そのほか、モニターの明るさと周囲明るさの差が大きいと、目の調整機能に負担がかかり、疲れが増すので、部屋の明るさにも気を配ります。